この記事では、いわゆる優良トランクルームとしての認定を受けるためのトランクルーム認定申請書の作成方法について紹介します。
申請書の様式、記載例は次のようなものです。
なお、複数のトランクルームについて申請を行う場合は、まとめて1枚の様式に記載することもできます。
この申請書に、次の6項目について記入します
- トランクルームの名称
- トランクルームの所在地
- 施設並びにトランクルームの有する性能および説明
- 保管する物品の種類
- トランクルームを担当する倉庫管理主任者の氏名
- 利用者からの相談の窓口に係る組織及び業務
それでは内容を順番に見ていきましょう。
1トランクルームの名称
既に倉庫業として営業をしている施設の中にトランクルームとして認定を受ける場合はトランクルームの名称だけではなく倉庫の名称を合わせて記載してください。
2トランクルームの所在地
既に影響している倉庫の1部をトランクルームとして使用する場合は、トランクルームの部分が明らかになるように記載してください。
例えば、倉庫内の2階の1部の部屋だけの場合は、「2階20X号室」のように記載してください。
3施設並びにトランクルームの有する性能および説明
トランクルームの性能、設備、面積を記載してください。
保管する物品の種類ごとに求められる性能は、次のようなものです。
- 定温性能 酒類その他温度により変質しやすい物品
- 定湿性能 漆器類、その他の湿度により変質しやすい物品
- 防塵性能 精密機械、楽器その他の粉塵からの保護を必要とする物品
- 防虫性能 絹製品、毛皮類その他の害虫による被害を受けやすい物品
- 防磁性能 磁気テープ、磁気ディスクその他の磁気により影響を受けやすい物品
- 常温および常湿性能 温度または湿度により変質し難い物品、または上記5種類のの性能を有するトランクルームにおける保管を行う必要がない場合
設備に関しては次のようなものを記載すれば良いでしょう。
- 定温性能に必要な設備として、空調設備、温度計等
- 定湿性能に必要な設備として、除湿器、加湿器、湿度計等
などです。
性能にあった設備を記載しましょう。
4保管する物品の種類
物品の種類は、法令により第1類物品から第8郎物品まで来ていされていますので、そのうちのどれに該当するか、および代表的な物品を記載してください。
例えば次のような感じです。
「第1類物品(衣服、毛皮類)」
複数ある場合はすべて記載しましょう。
5トランクルームを担当する倉庫管理主任者の氏名
申請するトランクルームを担当する倉庫管理主任者の氏名を記載してください。
倉庫管理主任者については別の記事で紹介していますので、そちらを参照ください。
6利用者からの相談の窓口に係る組織及び業務
次の事項を記載してください。
- 組織名
- 組織の置かれている事業場の名称及び所在地
- 連絡先
電話番号、FAX番号、電子メールアドレスある場合はすべて記載すること - 業務内容
苦情相談の他、情報提供、契約締結等の業務を行っている場合は全ての内容を記載してください。 - 営業日及び営業時間
定休日についての記載及び窓口が相談を受け付けている時間帯も記載してください。 - 以上が申請書の作成方法でした。
必要な添付書類については、次の記事で紹介しますので、そちらを参照お願いします。