憧れのパン屋を開業するために必要な資格や許可

【飲食店】憧れのパン屋を開業するために必要な資格や許可

飲食店許可

2020.05.23 2020.05.17

この記事では、パンが大好きでパン屋さんを開業したい、独立した、脱サラしたいというかたのために、パン屋を開業するために必要な資格や取得しなければならない許可について解説しています。

パン屋を始めるためにパン作りに特化した特別な資格が必要と言う訳ではありません。

食品を取り扱い営業の場合には、各営業所、つまりお店ごとに食品衛生責任者というものが必要です。

これはパン屋にかぎらず、すべての食品を取り扱う営業において義務付けられており、食品衛生責任者が営業許可を取得するための要件となっています。

この食品衛生責任者の資格を取得するためには各都道府県で実施されている食品衛生責任者養成講習会を修了する必要があります。特に難易度は高いわけではなく、丸一日6時間ほどの公衆を受ければ食品衛生責任者の資格を得ることができます。

広島県場合は、各地域16か所の食品衛生協会で開催されています。

講習料は6,000円～7,000円程度です。

また次の資格をお持ちの方は、食品衛生責任者ななるための要件を満たしており、上記の講習を受ける必要はありません。

パン屋を開業、営業するためになくてはならない資格は食品衛生責任者だけですが、そのほかに取っておいて損のない資格はあります。

必須ではないですが、ご自身のスキルアップ、お店のブランディングのため、次のような資格の取得も考慮してみてはいかがでしょうか。

前の3つは国家資格で、後ろの二つはビジネス資格です。

「国家資格」というほうが箔がつきそうですね。ただし試験を受けるためには実務経験が必要で、難易度はそれほど優しいものではありません。

パン屋も食品を取り扱う訳ですから、食品衛生法の規制により、営業を行うには各自治体の許可を受けなければなりません。

パンの製造、販売を行う上で必ず必要になると考えられる許可は、飲食店営業許可です。

パンには様々な種類があり、菓子パンに分類されるパンを製造販売するには菓子製造許可が必要で、サンドイッチ等の調理パンの場合は、飲食店営業許可でいいでしょう。

また、製造するパンに組み合わせる材料となるものをお店で製造する場合やサブメニューでパン以外の食品を製造販売する場合には、それらに対応した許可が必要になる場合があります。

例えば次のようなものです。

必要な許可の考え方は自治体によって異なる場合がありますので、ご自身の行いたいパン屋の形態をよく考え、地元の保健所に相談してみましょう。

パン屋を開業したら、忙しくてパン教室なんて開催する暇はないというかもしれません。

または、うちのパンを食べてほしいのに、パンの作り方を教えても意味がないじゃないかと思うかもしれません。

しかし、パン教室を開くことにより様々なメリットが考えられます。

といったところでしょうか。

普段のお客様が生徒になり、いつもとは違う立場になります。

あなたの人柄に触れ、美味しいパンを自分の手で作り、ますますパンが好きになり、同時にあなたのこともあなたのお店のことも好きになってくれます。

リピーター、常連客、お得意様を増やすチャンスです。

パン教室を開くために許可は必要ありません。一度考えられてみてはいかがでしょうか。