【飲食店】食品衛生管理者について

この記事では、飲食店等における食品衛生管理者について紹介します。

食品衛生管理者は食品衛生責任者とは異なります。

食品衛生管理者は、製造又は加工の過程において特に衛生上の考慮を必要とする食品、または添加物であって、食品衛生法施行令で定めるものの製造又は加工を行う、営業車はその整数または下降を衛生的に管理させるため、その施設ごとに設置しなければならないことになっています。

特に衛生上の考慮が必要とされる食品などが対象になっています。

飲食店等の営業所は食品衛生管理者を設置した時は15日以内に保健所け届けなければなりません。

 

食品衛生管理者を置く必要があるのは、次のような食品添加物の製造又は加工を行う施設の場合です。

  • 全粉乳
  • 加糖粉乳
  • 調整粉乳
  • 食肉製品
  • 魚肉ハム
  • 魚肉ソーセージ
  • 放射線照射食品
  • 食用油脂
  • マーガリン
  • ショートニング
  • 添加物

 

続いて、食品衛生管理者の資格要件ですが、次のいずれかに該当しなければいけないことになっています。

  1. 医師、歯科医師、薬剤師、獣医師
  2. 大学や専門学校で医学、歯学、薬学、獣医学、畜産学、水産学、農芸化学の課程を修了して卒業した人
  3. 都道府県知事の登録を受けた食品衛生管理者の養成施設において所定の課程を修了した者
  4. 高校または中学を卒業していて、食品衛生管理者を置かなければならない職場において、食品または添加物の製造や加工の衛生管理の業務に3年以上従事しかつ都道府県知事の登録を受けた講習会の課程を修了したもの

 

大学の専門課程で勉強しておらず、職業としての経験もなく、脱サラをしてハムやソーセージの製造販売するお店を開きたいと考えている人は、どこかで経験を積んだ上で4)の講習会を受けることになるでしょう。

難易度は講習で資格を取得できるので、それほど高くありません。

しかし、時間とお金がかかります。

およそ2ヶ月30万円程度かかります。

 

3)の場合ですが、広島県においては県の登録を受けた養成施設として11の大学が認定されています。

 

新たに飲食店を開業する時に食品衛生管理者が必要である食品を取り扱うのは、少しハードルが高いかもしれません。