【動物取扱業】第2種動物取扱業の新規届出申請手続きにおける申請書類の作成方法について

この記事では、第2種動物取扱業を新規に始められる場合の届出申請手続きにおける、申請書類及び添付書類の作成方法について紹介します。

届出申請に必要な書類は次のとおりです。

  1. 第2種動物取扱業届出書
  2. 第2種動物取扱業の実施の方法
  3. 登記事項証明書、役員の氏名及び住所
  4. 飼養設備所付近の見取り図
  5. 飼養施設の平面図

それでは順番に中身を見ていきましょう。

第2種動物取扱業届出書

まず届出書からです。
届出書の記入事項は次の9項目です。

飼養施設の所在地

主要施設の郵便番号、住所および電話番号を記入してください。特に特記事項はありません。

第2種動物取扱業の種別

6種類の中から1つのみ選んでチェックを入れてください。
複数の業種を申請する場合は、その数だけ届出書は別途必要になります。
例えば6種類の業種を届出する場合、届出書も6種類作成しなければいけません。

業務の内容及び実施の方法

なるべく具体的に記入してください。
例)保護した動物の譲渡
14の方法については、譲渡し及び貸出の場合、「②第2種動物取扱業の実施の方法」にて示します。

主して取り扱う動物の種類及び数

例としては次のようなものです。
・犬(10)、猫(10)
動物の種類と種類ごとに最大飼養保管数を記入してください。
また、種の分類が困難な場合は、科名や属名等で記入して構いません。

飼養施設

(1)構造及び規模

建築構造、延床面積、敷地面積、材質、設備の種類をそれぞれ記入しください。
設備の種類については備え付けている設備にチェックを入れ、ケージ等については個数を記入してください。

(2)管理の方法

ケージ等の材質、構造及び転倒防止処置を記入してください。
例えば、次のようなものです。
・ケージの材質 : ステンレス
・構造 : 檻式
・転倒防止措置 : 平置き一段ゲージで床面固定

事業の開始年月日

開始予定日を記入してください。

権原の有無

事務所及び使用施設に関して、所有権または賃貸権等により、事業実施に必要な権限を有しているかどうかチェックをいれてください。
「有」である必要があります。
基本的に「無」では登録はされませんのでご注意願います。

添付書類

添付している書類にチェックを入れてください。

備考

備考欄には次の事項を記入してください。

  • 届出事業が他の法令の規定により許認可等を必要とするものである場合は、その手続きの進捗状況について
  • 届出の際、飼養施設が完成していない場合はその竣工予定日
  • この届出に係る事務担当者が届出者と異なる場合は、事務担当者の氏名及び電話番号

記入例の画像を載せておきますので、参考にしてください。

第二種動物取扱業届出書2記載例

第二種動物取扱業届出書2記載例

第二種動物取扱業の実施の方法

まず第2種動物取扱業の種別が譲渡業であるか貸出業であるかどちらかにチェックを入れます。
譲渡業の場合は、項目1および項目2から該当する実施方法を選んでチェックを入れてください。
貸出業の場合は、項目3の該当する実施方法を選んでチェックを入れてください。
その他を選んだ場合は、内容の詳細を記入してください。

記入例の画像を載せておきますので、参考にしてください。

第二種動物取扱業の実施の方法記載例

登記事項証明書、役員の氏名及び住所

登記事項証明書は登記所で交付請求することで入手できます。

飼養設備付近の見取り図

簡単な手書きの地図でも構いませんし、Googleマップを印刷して貼り付けても良いと思います。

飼養施設の平面図

設置している設備が、どこにどれだけあるのかわかるような図面である必要があります。

平面図の例を挙げておきますので、参考にしてください。
手書きで雑ですが、実際に提出する書類は、もっと丁寧に書いてください。(記入忘れてますが、部屋の縦横大きさは記入しておくべきでした)

飼養施設の平面図令

以上が届出書及び添付書類の作成方法でした。