【飲食店】食品衛生責任者について

この記事では、飲食店開業のために義務付けられている食品衛生責任者について紹介します。

衛生管理責任者は、衛生的な食品が提供されるように、自分のお店を自分の手で責任をもって管理するために存在します。

食品営業施設には、食品衛生責任者の設置が義務付けられておりそれが守られていない場合には、法令違反として行政処分の対象となります。

食品衛生責任者については、県の条例職人製法に基づく営業の基準等に関する条例で定められています。

また広島市の場合は独自に広島市食品衛生法措置基準条例を設けており、独自の規制があります。

広島県の規定では食品衛生責任者の資格要件は、以下のようになっています。

  • 食品衛生責任者養成講習会を受講した方
  • 食品衛生監視員、または食品衛生管理者となる要件満たす方
  • 栄養士、調理師、製菓衛生士、食鳥処理衛生管理者、船舶料理士の資格を有する方
  • 食品衛生指導員
  • 他の自治体で、育成講習会を受講した方

 

広島県内の養成講習会については、各地域の食品養成協会で開催されています。

  • 広島県食品衛生協会
  • 広島市食品衛生協会
  • 東広島食品衛生協会

月に1から5回程度開催されており、費用は6000円から7000円ぐらいです。

また、食品衛生責任者は常に食品衛生に関する新しい知識の習得に努めるよう条例で定められています。

そのため食品衛生責任者は、食品衛生責任者実務講習会を受けなければいけません。

食品衛生責任者実務講習会の内容は、食品衛生に関する最新の情報や法令改正の内容などです。

講習会を受講する対象者は、営業許可の有効期間満了日を迎え、更新が必要な影響施設の食品衛生管理者です。

ただし、有効期間満了日の前に年以内に受講している場合は更新時に実技講習会を受講する必要はありません。

 

なお、飲食店の営業許可は期限が設けられています。

およそ5年から8年の期限です。

5から8年と幅があるのは施設ごとに設備に差があるからです。

全てが新規に建築されて、新品のみの設備で作られた店舗と築数10年の建物に、中古の設備のみ店舗で同じ期限だとすると逆に不公平ですから。