この記事では、古物商の最も優れた仕入れ先になりうる古物市場について紹介します。
古物商を営み、利益を上げるうえで最も重要なのは仕入れです。仕入れがすべてといっても過言ではありません。
その仕入れ先として非常に重要なものが古物市場です。
古物市場を有効に活用できればあなたの事業の成功は間違いなしです。
古物市場とはどんな市場?
古物市場とは、許可を受けた古物市場主が開催する市場で、古物商同士が古物の取引を行うためのものです。
古物商の許可を持っていない一般の方は参加することはできません。
売る側の目的は在庫処分であること多く、一般的な相場よりもかなり低い金額で売買されるため、買い手としては、低価格で仕入れるチャンスといえます。
古物市場に参加する古物商は「行商する」で許可を受けていなくてはないません。
もし、行商しない許可であれば、変更届・書換申請で「行商する」許可に変更しておきましょう。
古物市場はどこで開催されているのか
古物市場は古物商だけが参加できるという性質から、ほとんど一般には知られていませんが、全国各地で想像以上の数の古物市場が存在しています。
インターネットでも一部リストが出回っているものもありますし、ネット上の古物市場も存在しています。
ネットで出回っているリストは最新のものではない可能性がありますので注意が必要です。
ベテラン古物商と知り合いになり、情報を入手するのが最も確実かもしれません。
ネット上の古物市場は、検索すれば簡単に見つかりますし、許可を持っていれば参加することも容易でしょう。
どうすれば古物市場に参加できるのか
インターネット上ではない実際に存在する古物市場に参加するには、まずは古物商の許可が必要です。
古物市場が開催されている場所の入り口で許可証を提示するだけで参加できる古物市場もありますが、主催者が追加で参加条件を付けていることもあります。
次のようなものを参加条件としている場合があります。
- 古物用としての業歴
- 主として取り扱う古物の区分
- 津出に参加資格のある古物商の紹介
酸化してみたい古物市場が見つかった場合は、主催者に連絡を取って確認しなければなりません。
古物市場を利用するメリットとは
最大のメリットはやはり、相場より相当安く仕入れることができるという点です。
また、売り手としても在庫処分をしやすいということも言えます。
在庫の保管場所が限られている場合には、早めに処分して、別の商品を仕入れた方がいいでしょう。
古物市場の敷居は高い
古物市場における取引は、多くの場合、オークション形式です。
オークションは非常にテンポよく進み、あっと言う間に取引が成立していきます。
古物市場に初めて参加するとその流れについて行けず、落札できなかったり、慣れないうちは値頃感がわからず、相場より高い金額で落札してしまったりという失敗もしやすいです。
慣れるまでは時間が必要かもしれません。
ベテラン古物商と親しくなっていると、事前に、その古物市場独特のルールや雰囲気、ちょっとしたノウハウ等を聞き出せるかもしれません。
積極的な人脈作りが古物市場の攻略の近道かもしれません。